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子どものプログラミング教育は何歳から?始め方や注意点も解説

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子どものプログラミング教育は何歳から?始め方や注意点も解説

公開日:2022/10/13
更新日:2022/10/13

2020年からプログラミング教育は小学校で必修化されました。そのため、将来を見据え、できるだけ早くプログラミングを学ばせておきたいと考える家庭が増えています。そこで、本記事では、プログラミングは何歳からスタートすればよいのか、早くはじめることによるメリット、注意点とともに、具体的なはじめ方などについて解説します。

1.プログラミング学習は何歳から始めるべき?

プログラミング学習を早いうちに取り入れたいと考えている場合、何歳からはじめるのがよいのか解説します。

1-1.小学校・中学校・高校で必修科目に

2020年に小学校、2021年に中学校、2022年に高校と順番にプログラミング教育が必修化・拡充されました。将来的にはIT化がさらに進むといわれており、プログラマーの需要が増加傾向にあります。また、プログラマー以外にも一定のプログラミングの知識があることは社会人としての大きなメリットになるでしょう。

SE(システムエンジニア)については35歳定年説があります。これは35歳と若手のSEでは35歳のほうがスキルの伸びしろが少なく、学習能力自体の低下やプログラミング速度が遅くなるといったことが原因です。このように将来的なことを考慮すると、早い段階で学習しておくことが大切であると考えられています。

1-2.プログラミング教材は4歳向けから充実

プログラミング教育の活性化を受け、さまざまなメーカーから子ども向けの教材が登場しています。プログラミング要素を持ったおもちゃなど、4歳向けのものから充実しており、小さい子どもがゲームやおもちゃなどで楽しみながら学べる環境が整ってきました。脳の80%は5歳までに基礎の部分ができあがり、その後に学ぶことはそれをベースとしています。つまり、5歳までにどれほどの内容を身につけられるのかが重要です。

1-3.幼児期以降はできるだけ早く始めるのがおすすめ

プログラミングは何歳から学べばよいのかという質問に対する答えは「できるだけ早く」です。幼い頃からプログラミングに触れることでさまざまな思考力が身につき、ITリテラシーの高い子どもに成長します。さまざまな思考力とは、たとえば、論理的思考力、集中力、想像力などです。では、中学生・高校生で学びはじめるのは遅いのかといえばそうではありません。子どもが興味をもったタイミングではじめられるのがよいといえます。

2.早くプログラミング学習を始める7つのメリット

子どもが早い段階でプログラミング学習をはじめるメリットは下記7つです。

  • ・1.論理的思考力が育つ
  • ・2.創造性が豊かになる
  • ・3.学校の授業についていける
  • ・4.ITに強い子どもになる
  • ・5.将来の選択肢が増える
  • ・6.入試に役立つ
  • ・7.英語力が身につく

2-1.1.論理的思考力が育つ

プログラミングは順序立ててひとつひとつを処理し、積み重ねて完成させるものです。最終的な目標を達成するために順番を考え、問題部分があればそれを解決しながら作業を繰り返します。それによって論理的思考力(プログラミング的思考)を身につけることが可能です。また、論理的思考力を身につけるなかで、問題解決能力や想像力、集中力なども身につけられることもよいところといえるでしょう。

論理的思考力の育成は学業・仕事ともに大きな力を発揮します。論理的思考力が身についていると、自分が伝えたい内容を具体的にかつまとめてわかりやすく相手に伝えることが可能です。しかも、話している内容に関してすべて根拠や理由を明確にしているため、説得力があります。こういった話し方ができるようになれば、社会に出たときにリーダーとして人をまとめたり、仕事上で取引を成功に導いたりと役立つ場面も多いです。

2-2.2.創造性が豊かになる

プログラミングを学ぶことで、ゲームやシステムを自分で作れることに気づきます。また、自分の考えているものを形にできる楽しさを覚え、想像力も豊かになるのがよいところです。自分の考えたことを形にする楽しさを覚えると、創造性も豊かになります。子ども同士で自分の作品を見せ合えば、お互いに良いところを学び合うことも可能です。

子ども向けのプログラミング教材のなかには国内だけではなく、世界各国の子ども達と作品を共有できるようになっているものもあります。作品を見てくれる人数が増えるほどさまざまな意見が飛び交うため、やりがいにもなるでしょう。幼い頃からプログラミングを通じて創る喜びを味わえば、人生にポジティブな影響を与えることもできるでしょう。

2-3.3.学校の授業についていける

2020年から、プログラミング教育が小学校で必修化されました。就学前の子どもの場合は、自宅やプログラミング教室で日ごろから触れていれば、学校の授業にも問題なくついていけることが期待できます。いざ小学校に入学したときにはすでにプログラミングの予習ができている状態です。知識や経験が0の状態からスタートするのと、数回でも経験がある状態とでは心の余裕も違います。将来的に必須スキルといえるプログラミングも得意だと感じられるようになるでしょう。

小学生の間に学ぶプログラミング教育は、どちらかといえば技術力よりもプログラミング的思考や問題解決力などを育てることが目的です。そのため、パソコンやタブレットを使用せずに行われるケースもあります。ただ、「授業」としてさまざまな教科を学びはじめる時期ですので、1つでも得意なものがあればほかの授業にも良い影響を与えられます。

2-4.4.ITに強い子どもになる

IT化は将来的にさまざまな分野で進展すると考えられています。ITはICT(情報通信技術)と呼ばれる機会も増えてきていますが、国際的にも浸透している言葉です。総務省の調査によると、平成30年現在でICTを導入している企業は約70.2%となっています。導入率が90%を超える企業もある欧州と比較すると20%前後も低いのが現状です。そのため、日本政府も欧州と並ぶ導入率にすることを期待して推進しており、今後さらにIT化が進められることは間違いないといってもよいでしょう。

早い段階でプログラミングに触れておけば、IT機器やその仕組みに強い子どもになることも可能です。社会に便利なものが増えていったとしても、それを使いこなせるスキルがなければ意味がありません。早い段階からプログラミングを学ぶことで、子どもが将来社会に出たときにITリテラシーを求められる状況のなかで活躍できる人材になることもできます。

2-5.5.将来の選択肢が増える

プログラミングに直接携わる職業以外においても、時代の流れはさまざまな業務でプログラミングへの理解が必要としています。幼い頃から慣れ親しんでいれば、プログラミングがよくわからないからといった理由で将来の仕事に関する選択肢を自ら狭めることもなくなるでしょう。また、プログラミング技術の活用で、パソコンひとつあれば仕事を成立させることも可能です。たとえば、海外など好きな場所に住みながら働く人も増えています。日本国内にとどまらず、グローバルな目線で将来を考えることもできるようになるでしょう。その分、さまざまな可能性がひろがります。

2-6.6.入試に役立つ

文部科学省は、2025年の大学入学共通テストからはプログラミングを取り扱う「情報」を科目として採用すると決定しました。プログラミングの必要性が高まるにつれ、今後も入試における重要性が高まる可能性があります。そのため、将来的に大学に進学をするつもりであれば、「情報」を勉強しておくことが重要であるといえます。大学に必ずしも進まなければならないわけではありません。実際、学歴を問わず、社会で成功した人も少なくないですし、アイディアや身につけた技術を活用して専門分野で活躍する人もいます。ただ、大学では小中高で学べなかった部分をさらに深く学ぶチャンスもあるため、必要な科目を早い段階からしっかり対策しておくのもよいでしょう。

2-7.7.英語に触れる機会が増える

本格的なプログラミング言語は大人も使用しているものですが、これらは英語でコードの記述を行うものが多いです。たとえば、WEBアプリケーションの開発をしようとすれば、英語のプログラミングコードは必ず使用します。また、エラー文、コードの内容どちらも英語力が必須です。プログラミング学習をしていれば自然と英語に触れる機会も増えていきます。

英語もグローバル社会では必須スキルです。日本人は英会話を苦手な人が多く、日常会話レベルを問題なく話せる人は全体を見ても一握りといってもよいでしょう。実際、英語の授業が小学校から必修化される前までは中学・高校で学ぶのはペーパーテスト向けの内容でした。2022年からはプログラミング教育だけではなく、英語も小学校から必修化されています。そのため、プログラミングの技術と英語のどちらも学べば、相乗効果が期待できるでしょう。

3.プログラミングの始め方を年齢別に紹介

こちらでは、プログラミングの始め方を年齢ごとに分けて解説しますので参考にしてください。

  • ・幼児
  • ・小学生
  • ・中学生・高校生

3-1.幼児

4歳頃からプログラミングを取り入れているケースは増えています。小さな子どもにとっては、楽しいという遊び感覚で学ぶことが非常に重要です。この年齢では、まずブロックや簡単なロボットなど、プログラミング要素を持ったおもちゃを利用しましょう。おもちゃで遊びながら自然とプログラミングに熱中する環境を作ってあげるのが大切です。

3-2.小学生

小学生からは実際にパソコンやタブレットなどを用いてプログラミング言語を取り入れた学習が行われるケースが多いです。ただ、大人が使用しているようなプログラミング言語では複雑すぎることから、ビジュアル言語と呼ばれている視覚的な操作ができるものを使用します。ビジュアル言語にはViscuitやScratchといったものがあり、わからない場合はYouTubeなどで解説動画が充実しているので見てみるのもおすすめです。

Viscuitはメガネと呼ばれている仕組みを利用して簡単にアニメーション、ゲーム、絵本などが作成できます。一方、Scratchは日本語による指示内容が書いてあるブロックがあり、それらを組み合わせてプログラミングができる学習用のソフトです。ビジュアル言語はゲーム、アニメーションを簡単に作成でき、取り組みやすさが特徴となっています。

3-3.中学生・高校生

中学生や高校生レベルでは、本格的なプログラミング言語で学習できます。仕事にも使用するプログラミング言語の英語は、中学・高校で学ぶ英語が理解できれば十分ついていけるものです。本格的なプログラミングの楽しさを知ると、大学以降での進路や就職での選択肢も広がります。子ども向けプログラミング教室のなかには小学生からテキストコーディングをスタートさせるところもあり、「プログラミング教育 HALLO」もそういった教室のひとつです。

「プログラミング教育 HALLO」が採用している教材は「Playgram」といいます。こちらはゲーム感覚でストーリーを進めて学ぶもので、実用レベルのコーディングまで身につけられるのが特徴です。学習の際にはミッションがあり、ミッションを解決しながら学びを進めていきます。毎日15分間の自宅学習と、週1回の教室でのレッスンの組み合わせで無理なく学ぶことができ、月に1回は自分の作品を発表し合う場もあるので、自分の成長も実感できます。

4.子どものプログラミング学習を始める場合の注意点

こちらでは、子どもがプログラミング学習をはじめる前にどのような点に気をつけたほうがよいのかまとめました。

  • ・独学では挫折しやすい
  • ・子どもの興味は変わりやすい
  • ・親がフォローできない場合もある

4-1.独学では挫折しやすい

プログラミング教材はさまざまあり、選択肢も多いです。ただ、最初の成功体験ができるかできないかによって、プログラミングの楽しさを感じるか感じないかも変わります。子どもに独学を任せきってしまうと行き詰った際に解決できないものがあり、それによって挫折する可能性がないとはいえません。プログラミングに対する苦手意識を持ってしまうと、将来的に大きな損失になってしまいます。プログラミング学習をするには親が丁寧にフォローをしたり、プログラミング教室でインストラクターによって教えてもらったりなど、子どもが挫折しないように環境づくりをすることが大切です。

4-2.子どもの興味は変わりやすい

子どもの興味は移り変わりやすく、プログラミングに夢中になっていたかと思えば急に熱を失ってしまいます。性格差もありますが、強要しすぎると逆に苦手になってしまうことがないとはいえません。徐々にでも、継続的に気長に学んでいければプログラミング的な思考力が鍛えられます。もし熱が冷めてしまったとしても、できることが増えていくにつれ、再び楽しいと感じて熱中しはじめるでしょう。子どもができたときに積極的に褒めてあげるとやる気と自信もつくため、サポーターとして親も非常に重要な役割があります。

4-3.親がフォローできない場合もある

プログラミング内容によっては、義務教育として学んでいない親がフォローしきれないこともあります。また、フォローしたいと思っていても仕事で忙しく、十分な時間をとってあげられないと悩む親も多いです。親がフォローしきれない部分については子ども向けプログラミング教室を利用するのもひとつの方法です。子ども向けプログラミング教室では、プログラミングの知識、子ども教育の経験が豊富であるなど経験豊かなインストラクターに任せられます。そのため、「子どもにプログラミング教育を受けさせたい」と考えていても家族でのフォローは難しいという場合は、子ども向けプログラミング教室を検討するのもよいでしょう。

早めのプログラミング教育は子どもの選択肢を広げる

子どもに早い段階でプログラミングに触れさせることで、将来的なさまざまな可能性がさらに広がります。「プログラミング教育 HALLO」では、個別学習塾で実績のある「やる気スイッチグループ」のメソッドを取り入れた個別最適レッスンで楽しみながらレベルアップをすることが可能です。無料体験も行っているため、興味がある場合はぜひお問い合わせください。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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