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プログラミングは本当に難しい?感じる原因と効率よく身に付ける方法

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プログラミングは本当に難しい?感じる原因と効率よく身に付ける方法

公開日:2023/03/06
更新日:2023/03/06

せっかくプログラミングの学習を始めても、難しさを感じて挫折するケースが少なくありません。挫折を防ぎたいなら、効果的な対策を早めに講じる必要があります。そこでポイントになるのは、よくある原因をあらかじめ知っておくことです。本記事では、どうしてプログラムを難しいと感じるのか説明し、効率的な習得につながる取り組みなども紹介します。

1.プログラミングが難しいと感じる原因

人によってプログラミングを難しいと感じる原因はさまざまです。本段落では、そのなかでも特に多く見られる7点をピックアップして解説します。

1-1.プログラミングを始める準備が大変

いざプログラミングをしようとしても、すぐには始められません。それはパソコンを所有している人も同様であり、最初にコンパイラなどの環境を構築することが求められます。初心者にとってこの準備はハードルが高く、出鼻をくじかれる形になると、プログラミングは難しいという印象を持ちやすいです。構築の流れがわかっても、スムーズに進まないことも珍しくありません。途中でエラーが出てしまい、なかなか解決できない状況になる人が多いです。

インターネットや参考書で対処法を調べても、専門用語で書かれた説明しか見つからないと、その意味の理解に時間がかかります。また、何とか環境を構築できても、次はテキストエディタに慣れる必要があるのです。テキストエディタとはコードを記述するソフトであり、これを扱えないとプログラミングは進められません。このようにツールを使いこなす段階にたどり着けず、それまでに挫折してしまう傾向が見られます。

1-2.英語がわからなくて不安

基本的にプログラミング用の環境で使われる言語は英語となっています。環境内のメニューなどは日本語化されていても、英語をベースとするプログラミング言語でコーディングしなければなりません。分岐の指示は「if」、反復の指示は「for」で行うといった具合です。どちらも初心者向けの簡単なものですが、英単語の意味を知らなければ、直感的に挙動をイメージすることは難しいでしょう。海外発祥のプログラミング言語が多く、それらを日本語に置き換えて書くことは基本的に不可能です。備考として記述するコメント文のように、日本語が使用できる範囲は限られています。

上記のような事情があるため、もともと英語に苦手意識があると、プログラミングの難易度が上がります。一口に苦手といっても、「英単語が頭に入らない」「英文法の意味がわからない」など、人によって理由はさまざまです。「英語がなんとなく嫌い」というように、明確な理由がないケースも少なくありません。いずれにせよ、このような人たちは、プログラミングのコードを目にしただけで、拒絶反応を起こす可能性があります。英語をうまく覚えられなかったので、プログラミング言語もマスターできないと感じ、最初から諦めてしまうというわけです。

1-3.どのプログラミング言語を選べばよいかわからない

プログラミング言語は種類が多く、どれを選べば良いのか初心者にはわかりにくいです。人工知能の開発向けのものもあれば、事務処理の支援向けのものもあるなど、それぞれ適している分野が異なります。よって、好き勝手に選択するのではなく、目的に合ったものを学ばなければなりません。また、種類によってコーディングの難易度が違うこともポイントです。たとえば、他のプログラミング言語から発展して誕生したものは、元のものより難易度が高いケースもあります。

できるだけ簡単な種類を選んで学び始めることが望ましいですが、初心者がその判断をするのは容易ではないでしょう。やりたいことを明確にする必要がありますし、目的がはっきりしていても、どのプログラミング言語で実現できるのかわかりません。間違ったものを選択すると、目的に近づいていかないので、難しいと感じてしまいます。

1-4.プログラミング特有の考え方が理解できない

プログラミングには特有の概念があるため、それらを理解しないと使いこなせません。定義しない限り変数は存在しないなど、比較的わかりやすい概念もありますが、抽象的な考え方も多く含まれています。たとえば、「オブジェクト指向」はその代表であり、配列やポインタなどの具体的な考え方を理解できた人でもつまずきやすいです。オブジェクト指向では、共通点があるものをクラスとしてまとめ、それらの関係を記述していきます。初心者がそう説明されても、そもそもクラスの意味がわからないでしょう。難解な専門用語のせいでイメージが湧きにくいことも問題となっています。

このような概念はプログラムの仕組みに深く関わっており、しっかり把握していないと上達は見込めません。ある程度学習が進むと理解しやすくなりますが、その前に苦手意識を持ってしまう人が見受けられます。

1-5.エラーばかりでなかなか先に進めない

プログラミングとは、人間の「これを実行してほしい」という考えをコンピュータに指示する行為です。そのためにプログラミング言語が使われ、コンピュータがわかるように変換されます。ただし、指示の出し方が間違っているとエラーが発生してしまいます。人間に対する指示であれば、言葉に多少の誤りがあっても意図は伝わるケースが多いでしょう。しかし、コンピュータが相手の場合、わずかなタイプミスすらエラーとして検出され、実行できなくなるのです。そのせいでなかなか進まないと、プログラミングは難しいという認識につながります。

エラーが出ていることに気付いても、どの部分で発生しているのか不明だと修正は不可能です。プログラミングに不慣れな人は、コードの該当箇所を特定する作業に時間がかかります。特定できて原因まで突き止めると修正を開始できる状態になりますが、その後の具体的な方法がわからなければ先に進めません。また、エラーが複数の箇所で出ていると、1つを直しても実行できないままです。修正の作業がひたすら続いた結果、自分だけでは解決できず、諦めて挫折する人もいます。

1-6.覚えることが多すぎて手に負えない

プログラミングを行うためには、多くのことを覚える必要があります。コミュニケーションに用いる言語とは異なり、普段の生活でプログラミング言語は使用しないため、学習によって身に付けるしかありません。しかも、論理的思考を行えることも大事なので、そのためのトレーニングも不可欠です。また、専門用語やルールなどから覚え始めますが、せっかく理解できても関連情報は随身更新されていきます。よって、まとめて全部習得しようとするとパニックになりやすいです。

順に基礎から積み重ねれば覚えられる内容も、一気に頭につめ込もうとすると無理が生じます。早くマスターしたいからといって、短期間で高度なコーディングに挑むと、覚えることが増えすぎて手に負えなくなるでしょう。プログラミングは難しいという結論にいたり、挫折しやすくなってしまいます。

1-7.自分には無理だと最初から諦めている

プログラミングについて調べると、見慣れない言語の使用が必要だとわかります。新しい言語を覚えなければならず、「専門性が高いのに理解できるわけがない」「自分はそれほど頭が良くない」という思い込みで、不可能だと判断する人も多いです。また、「文系の自分には無理だろう」という先入観を持っている人も見受けられます。このように最初から諦めて敬遠することも、プログラミングが難しいと感じる原因です。実際はプログラミングの素質があっても、周囲の人に上記のようなことを言われて、そう考えるようになるケースも少なくありません。

どの場合でも、「プログラミングをできるわけがない」と思い込むと、実際よりも高い難易度をイメージしてしまいます。このイメージによって、実際に経験する前から苦手意識が根付くことも原因の一つです。

2.難しいと感じた時の解決方法は?

プログラミングが難しいと感じても対策は可能です。本段落では、そのような場合に効果的な解決方法を4つ紹介します。

2-1.基礎からやり直す

基本的なパソコン操作すら未習得だと、プログラミングを学ぶハードルは高くなります。そのため、パソコンの機能や操作について理解度をチェックし、不足しているなら学習しましょう。まずソフトのインストールやアンインストールを行えるのか確認します。これはプログラミング用の環境構築にも関係する作業です。次に、ショートカットなどを利用して、作業効率を高められるのか確かめます。プログラミングを進めるにあたり、さまざまな面で無駄を省く工夫が求められるからです。

さらに、論理的思考をはじめとして、プログラミングに必要な素養や知識も身に付けると良いでしょう。子ども向けの教材がわかりやすいので、それらも上手に活用していくのが得策です。遊びながらプログラミングの考え方を学べるため、苦手意識の払しょくに役立ちます。このように基礎からやり直してみることが重要です。

2-2.理解しやすいプログラミング言語を選ぶ

前述のとおり、プログラミング言語ごとに難易度は異なります。理解力や年齢によっては、時間をかけても習得が困難なものもあるのです。また、初心者の場合、単純にプログラミング言語を覚えるだけでは不十分です。関連するツールの使い方やエラーが出たときの対応など、覚えることが多いため、その中心となるプログラミング言語が難解だと学習が進まなくなります。言い換えると、理解しやすいプログラミング言語を選ぶことが大事なポイントです。

それを実践すれば、書いたコードがどのような挙動に結びつくのか把握できるでしょう。「自分にもできた」という手ごたえを得ることで、ポジティブに学べるようになっていきます。実際にプログラミングした内容が実行されると、喜びによって意識に変化が起こりやすいです。その前に苦手と決めつけるのは早計であり、もったいないので諦めてはいけません。最初は簡単なものを選択し、段階的に難易度をアップさせることが大切です。

2-3.最初から完璧を求めない

ある程度は妥協しながら進めることも必要です。最初から完璧に理解しようとすると、コードをすべて暗記しなければなりません。負担が大きくて失敗する可能性が高いため、徐々に覚えていくほうが現実的です。手を動かしてプログラミングを行い、どのように実行されるのか確かめつつ、無理のないペースで進めましょう。コードを知識として頭につめ込むだけでは、実行時の挙動をイメージするのは困難です。逆に、挙動の様子を実感していくうちに、それらに対応するコードを自然と覚えられます。

そもそもプロのエンジニアでさえ、すべてのコードを暗記しているわけではありません。不明な事柄に直面したら調べて覚える、というスタンスに切り替えると解決しやすくなります。何度も試行錯誤をしているうちに、専門用語だけでなく、プログラミング特有の考え方なども身に付いていくものです。

2-4.わからないことをすぐに解決できる環境で学ぶ

プログラミングの習得を失敗する最も大きな原因は、わからないことを誰にも質問できない学習環境です。難しいと思ったときにすぐ解決できないと、行きづまって挫折に結びつきかねません。また、エラーを修正できないことが2番目の原因で、モチベーションを維持できないことが3番目の原因です。いずれに関しても、1人だけで取り組んでいると、状況が変わりにくいというリスクがあります。難しさを感じたときに、誰かを頼れる状況なら解決しやすいです。

もちろん、独力で挑戦してみる意欲も必要ですが、少なくとも初心者の間は成長の効率を重視したほうが良いでしょう。詳しい人が近くにいる環境で学び、悩むたびに適切なアドバイスを受ければ、スムーズに進められるようになります。

3.プログラミングを効率よく学ぶ方法

プログラミングを効率的に学習したいなら、楽しみながら取り組むことがポイントです。そのような方法を見つければ、わからない点があっても落ち込まず、ポジティブに解決を目指せるようになります。たとえば、簡単な部分からスタートして、徐々に難しい部分を扱うという進め方も有効です。また、人によって覚えやすいと感じる方法は違います。プログラミングをしながら覚える人でも、エラーを減らすように慎重に習得するタイプもいれば、エラーを何度も経験しながら学ぶタイプもいるのです。したがって、他人の真似をするのではなく、自分に合った取り組み方を探すことが欠かせません。

学習でつまずいた際、相談できる相手がいるとスムーズに乗り越えられます。難しいエラーが発生してもネガティブに捉えず、自分のレベルアップにつなげやすくなるでしょう。そういう観点では、プログラミング教室に通うことが効果的で、モチベーションを維持したい人にもうってつけです。

子どもなら基礎から無理なく学べる

幼少期からプログラミングを学ぶと、スムーズに習得しやすくなります。基礎を重視することに抵抗がなく、コードの理解前に必要な内容も順番に学習できるからです。「プログラミング教育 HALLO」のオリジナル教材は、ゲーム感覚で楽しめるように工夫されており、子どもは夢中になって取り組んでいます。コーディングを基礎から実用レベルまで学べるので、ぜひ無料体験授業を申し込んでみてください。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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