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ぶっちゃけ意味ない?プログラミング検定は就職や進学にも使えない!?それでも受験者が多い理由を解説!
ぶっちゃけ意味ない?プログラミング検定は就職や進学にも使えない!?それでも受験者が多い理由を解説!
公開日:2024/09/09
更新日:2024/09/12
プログラミングを学ぶようになってスキルが身に着いてきたと感じるようになると、自分のプログラミングスキルがどれくらいなのか気になってくる人もいるのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが、プログラミング検定です。受ける意味がないとの声も聞かれますが、実は受験することにたくさんのメリットがあります。
ここでは、プログラミング検定を受けることのメリットや、合格のための勉強方法についてご紹介します。
1.プログラミング検定は意味ないの?
まったく意味がないわけではありません。プログラミング検定では、4段階の難易度別にプログラミングの理解度と技術力が測定できるため、現段階でのプログラミングスキルの実力と知識レベルの客観的評価が得られます。それだけでなく、次のようなプラスの効果もあります。
- 学習における目的づくりになる
- 進学が有利に進められるケースがある
- 就職活動でのアピールポイントに使える
それぞれについて解説していきます。
1-1.プログラミング検定は意味がない?勉強の目的作りに最適な理由
学習において目標を持つことは、とても重要です。その目標を検定の合格に置けば、一層学習への意欲が高まり、スキル習得のモチベーションにもなるはずです。プログラミング言語に対してさらに深く理解しようと努めたり、より高いレベルの知識を求めるようになったりといった副次的効果も期待できます。
反対に、検定合格を目標とせずに学習を続けても、習熟レベルが測りにくいため、実力を見誤ったり、本来向き合うべき課題や弱点を見過ごしてしまったりする可能性があります。たとえ結果的に合格に届かなかったとしても、課題の再発見や学習目的の再設定の機会として役立つはずです。
そういったデメリットから考えても、プログラミング検定を受けることはとても意義があります。
1-2.プログラミング検定は意味がない?実は進学にも使われているんです
私立中学校の中には、進学受験の際に検定合格者に対して優遇措置を取っているところもあります。現状ではまだ少ないものの、プログラミング授業の必修化で、同様の学校が増えていくのではないかと見られています。
対象となっている検定は、プログラミング言語Scratchを使った資格試験「ジュニア・プログラミング検定」で、未就学児から高校生までが受験できます。
※ジュニア・プログラミング検定
▼優遇措置を取っている中学校(一部)
- 八王子実践中学校(東京都)
Bronze3級以上の取得者は、プログラミング入試が面接試験のみになります。
- 相模女子大学中学部(神奈川県)
Bronze3級以上の取得者は、プログラミング入試で合否判定を考慮する材料にしてもらえます。
※全国の対象校一覧はこちらから
1-3.プログラミング検定は意味がない?就職で活かすこともできます
プログラマーやエンジニアなどの専門性の高い職種への就職を希望している場合、プログラミング検定の合格だけではスキルの優位性を伝えるには力不足なのは否定できません。しかし、一般企業においてはスキルを証明する十分な材料になります。
どんな企業でも今やIT抜きにはビジネスの現場は回りませんから、プログラミングができることは一つの強みとなるでしょう。少なからずITへの高い意識があり、専門性のある知識や技術の基礎を持ち合わせていることを示せるからです。
検定に合格しているという事実は、プログラミングスキルへの評価と同時にITへの知識の有無が客観的に認められているのと同じです。言葉で伝えるよりもずっと信頼性があるといえます。
2.プログラミング検定は本当に意味ないの?
受ける意味がないといわれやすいのは、この検定が民間資格であり、公的な資格ではないからです。
- 検定とは
特定の専門的な知識や技能のレベル状態を証明するためだけのもの。
- 資格とは
特定の専門的な知識や技能のレベル状態を証明するためだけのもの。
2-1.進学や就職にも意味のあるIT系の資格
- ITパスポート資格、基本情報技術者試験
ITの基本的知識を持っていることを示す国家試験です。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
WordやExcelなどのMicrosoft Officeプリケーションのスキル証明ができる試験です。
3.プログラミング検定の種類を紹介
プログラミング検定には多種多様なものがありますので、ここでは一例をご紹介します。
- プログラミング能力検定
小学生から受験できる検定で、幅広い言語でのプログラミングの基礎知識が測れます。
- プログラミング技能検定試験
JavaScriptの基礎知識と技術をもとにWEBページ作り、その技能からプログラミングのレベルを測ります。
- 日商プログラミング検定
初学者から経験者まで受験できる検定で、上位レベルでは実技試験による判定もあります。
それぞれの検定によって対象となるプログラミング言語や具体的な試験内容、レベルが異なります。受験を目指すのであれば、試験を通して何を得たいのかといった目的やスキルレベルに合わせて選ぶのがおすすめです。
【参考】
4.プログラミング検定を受けるメリット
プログラミング検定を受けることで得られるメリットは、主に3つです。それぞれ具体的に紹介していきます。
4-1.自分の技術力を測るものさしになる
プログラミングスキルは、どの程度まで習得できているのか正確に判断するのは難しいところがあります。しかし、プログラミング検定を受ければ、いまどの程度の知識と技術を習得できているのか正確に知ることが可能です。その結果によってプログラミング言語への理解度や習熟度がわかりますから、今後の学習に役立ちます。
4-2.プログラミング力の目標になる
上記に通じるものですが、プログラミング検定を受けることで、自分の目指したいスキルレベルとの距離感が測れます。検定の内容によって対象となるプログラミング言語や試験範囲が違うものの、多くのものはレベル別に受験できますから、その段階ごとの合格を目指すことがスキルアップへの目標にもなります。
4-3.プログラミングに関する知識や技術の証明になる
どのプログラミング検定でも、プログラミングに関する知識と技術を測ります。その検定に合格するということは、すなわちプログラミングの知識と技術力の証明にもなります。検定のレベルによって難易度も変わりますから、上位レベルの検定に合格すれば、それだけ深い知識と高い技術力を持っていることを対外的にも示せます。
5.プログラミング検定を受けるデメリット
プログラミング検定の受験には、メリットがある一方でデメリットもあります。まず、合格には一定以上の学習時間を要することです。次に、受験を通して知識や技術を磨いても、それが実務レベルで通用するレベルとは違うという点です。あくまでも検定は、基礎を測るものであって、それにも範囲に限りがあることを念頭に置いておきましょう。とはいえ、検定を受けるメリットのほうが大きいですから、受験する意味は十分にあります。
6.プログラミング検定に合格する勉強法
合格に向けた勉強では、次のポイントを押さえておくことをおすすめします。
- 目標設定
- 基礎知識の習得
- 実践的学習
- 課題や弱点の洗い出し
スクールで学ぶ、書籍などを使って独学で学ぶなど、人によって学習スタイルはさまざまでしょう。ですが、上記のポイントは、どのケースにも通じます。何ができるようになりたいのか、その目標が明確でなければ学習方針がブレますから、常に目標を置くことを意識して進めていきましょう。
7.プログラミング教育HALLOでプログラミング言語を学ぼう!
プログラミング検定に合格するために独学でチャレンジすることはできないわけではありませんが、堅実に合格を目指すのであれば、やはりプログラミング教室に通うのが最も確実性が高いでしょう。体系的なカリキュラムをもとに、スキルレベルに合わせた的確な指導とアウトプットで、課題をクリアするたびに成長を感じられるはずです。
個別指導で成功体験を重視するプログラミング教育HALLOなら、合格の手ごたえを感じながらスキルアップを図れます。
8.まとめ
プログラミング検定は、受験する意味がないといわれがちですが、それはあくまでも実務レベルで通用しづらいという意味です。しかし、合格によってスキルに自信がつくようになれば、もっとプログラミング学習への意欲も高まるはずです。そうなれば、スキルも磨かれ、将来の選択肢も自ずと増えていくでしょう。
無駄だと思わずに、未来をひらくステップの一つとしてプログラミング検定を受けてみるのもいいのではないでしょうか。
執筆者:プログラミング教育 HALLOコラム編集部
更新日:2024/11/13
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